塩分摂取量に気を付けながら醤油を浸み込ませましょう。
下車をつくる / 小説を書く
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この記事はSimutrans Advent Calendar 2025の17日目のものです。 はじめに Netsimutrans(以下NS)はさまざまな方法で構築でき、この大遅刻記事が参加しているSimutrans Advent Calendar 2025に限ってもWindows環境×ポート開放、ポート開放不要、Linux環境(Extended)など、OS・Simutransの種類・インターネットへの公開方法の組み合わせがそれぞれ異なる構築方法が紹介されています。 本稿ではLinuxでDockerを使い、ヘッドレスOTRP・Discord Bot・nginxを動かすことで、Simutrans World Monitorが使えてアドオン追加はDiscordサーバーにPakファイルを投げて更新はbatファイルを叩いて待っていれば済むNSの構築の仕方を話していきます。 ヘッドレスなOTRPとアドオン追加・更新の自動化はそれぞれ詳しい記事がすでに存在するのですが、環境など細かいところが異なっているので改めて取り上げたいと思います。 …こういう考えの人がいるせいで、個別具体的な記事が増えていくのでしょう。そこで本稿では個別具体的でない記事ということをアピールするためはじめにNSのインターネットへの公開方法を一通りまとめてみました。 質問に答えるだけでNSが立つフローチャート 質問1 サーバーとして使える物理PCとネット環境はありますか? はい:質問2へ いいえ:VPSサーバーを契約しましょう 質問2 ポート開放はできますか? はい:お好きな番号を開放しましょう いいえ・分からない:質問3へ 質問3 ネットの接続方法はIPoE(IPv4 over IPv6やMAP-E、OCNバーチャルコネクトやv6プラスみたいな名前)ですか? はい:利用可能ポート番号の範囲から解放しましょう いいえ:以下のどちらかを選んでください GCEの無料枠でVPNサーバーを立てる [デメリット]レイテンシ(遅延)が増える 参加者にCloudflaredかTailscaleを入れてもらう [デメリット]入れてもらう手間・申し訳なさの発生 質問1 サーバーとして使える物理PCとネット環境はありますか? NSをしたい期間(24時間365日かもしれないし、毎週土曜朝に起動して日曜夜に落とすだけで事足りるかもしれない)に起動し続けられるPCとネット環境さえあれば、NSは無料で立てることができます。 ポート開放によるリスクを度外視すれば、ポートが開けられないだけでは財布を開こうとしなくていいのです。 なお、2.4GHzのWi-Fiでネットに繋げているために親が電子レンジを使うと通信が切れるのならルーターから有線で繋げられる位置にPCを移動し、雷雲が近づくと親がルーターのコンセントごと引っこ抜いてしまうのなら説得してやめてもらいましょう。 居住形態によってこんな風に立ちはだかる大小の壁を乗り越えられなさそうであれば、以下の記事のようにVPSサーバーを借りてNSを立てることになります。 この手順で参考になる記事 【令和最新版】「世界一快適なNS」を目指して【Simutrans Advent Calendar 2022】 - AhozuraNS Simutrans Laboratory アドカレ最終日の記事(おそらく)→ NS鯖をAWSで立てたらおいくら万円かかんねんアメカス守銭奴SP【Simutrans Advent Calendar 2025 | 25日目】 - Nain-simutransRoom 質問2 ポート開放はできますか? ポート開放が可能ならもはや言うことはありませんが、セキュリティリスクを考えると13353番が有名なポート番号かどうかは置いておいて別の番号を開放し、参加者にはポート番号付きのサーバーアドレスを打ってもらう方がいいかもしれません。 ...